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【5月最新】おすすめの本5選!読書の時間が作れない!と言う方におすすめの方法を紹介

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成瀬は天下を取りにいく

著者:宮島未奈

Amazon評価:2,268件 ☆4.4/5

型破りな少女・成瀬と彼女の周囲の人々との交流を描いています。

成瀬のキャラクターは非常に魅力的で、突拍子もないことを言い出し、真面目に遂行しようとします。

「200歳まで生きる」

「1か月間テレビに映り続ける」

「M-1に出場する」

他にも髪がの毛が伸びる速さを測定するために突然丸坊主にしたりと。

成瀬と彼女の言動に振り回されながらも協力する島崎との交流は心が温まります。

他には成瀬を嫌う女子や、成瀬に好意を寄せる男子視点のエピソードなど、成瀬の真っすぐで柔軟な魅力が描かれており飽きることなく読むことができますよ。

この小説の魅力の一つは、登場人物たちの多様性とそれぞれの背景が丁寧に描かれていることです。

友情、恋愛など、人間関係の複雑さが、物語に深みを加え、読むほどに引き込まれます。

目標に向かって努力することの大切さと、途中で出会う人々との関係がどれほど価値あるものかを教えてくれる一冊です。

きみのお金は誰のため

著者:田内 学

Amazon評価:1,696件 ☆4.5/5

中学2年生の優斗は、ある日突然、投資銀行で働く七海と出会い、一緒に謎多き屋敷へと足を踏み入れます。

この屋敷には大富豪の「ボス」が住んでいます。

物語はボスによる、経済の仕組みやお金の正体を理解するための一連の授業を通じて展開されます。

ボスの授業は、経済格差、貧困問題、金融商品や投資の基本など、難しいテーマをユーモラスかつわかりやすく解説しています。

ボスの授業を受けるうちに優斗は、お金が単なる物理的な存在ではなく、その使用方法が人々の生活や幸福にどのように影響を及ぼすかを学びます。

さらに、この物語はお金の本質について深く掘り下げ、真に価値があるものは何かを優斗に気づかせてくれました。

彼はお金を使うことが単に物を購入する行為以上の意味を持つこと、お金は人とのつながり、社会とのつながりであることを学びます。

そしてお金を使うことによって人々をどう幸せにできるのかも。

ボスのキャラクターは穏やかで思慮深く、中学生の優斗が感情を表に出して日頃の不満を口にしても頭ごなしに否定したりしません。

一人の人間として扱い、課題に対して自ら考えるようにすすめ、ボスが考えるより良い未来について柔らかく伝えていきます。

優斗や七海が読者の疑問を代弁してくれるので、特に金融や経済についての予備知識がなくても楽しめる作品になっており、子どもから大人まで幅広い読者におすすめできます。

お金を道具としてどう活用するか、そしてそれが私たちの生活や人間関係にどのような影響を与えるかを理解するための一歩となるでしょう。

変な家

著者:雨穴

Amazon評価:11,605件 ☆4.3/5

この作品は、都内にある一見普通の中古一軒家が、その奇妙な間取りとともに数々の謎を秘めているという舞台設定から始まります。

フリーライターの雨穴さんと、設計士の栗原さんがその不可解な空間の謎に迫っていく過程は、読者を次第に物語の深淵へと引き込んでいきます。

物語の中心にあるのは、「行き止まりの廊下」「真っ暗な部屋」「意味不明な空間」といった、一般的な家では考えられないような設計。

これらの特異な部分が、ただの設計ミスや個性ではなく、深い背景があることが徐々に明らかにされていきます。

特に、この家が建てられた「分譲住宅の墓場」という場所が持つ暗い過去と、そこに込められた多くの人々の怨念が物語に厚みを加えています。

雨穴さんと栗原さんが謎を解明していく過程は、まるで迷宮に迷い込んだかのよう。

読者もこの二人の探索に心を奪われ、一緒に謎解きを楽しむことができます。

家自体が持つ、人の心を映し出す鏡のような性質は、登場人物たちの内面と繊細に絡み合いながら物語を推進します。

柔らかく、ときに哀愁を帯びた語り口で進む『変な家』は、家という場所が持つ「居場所」としての意味や、そこに住む人々の心理を巧みに描き出しています。

ホラーやミステリー小説がお好きな方はぜひ読んでみてください。

ザイム真理教――それは信者8000万人の巨大カルト

著者:森永 卓郎

Amazon評価:2,079件 ☆4.5/5

森永卓郎による日本経済に対する独自の警鐘を鳴らす一冊です。

この本では、カルト教団化した財務省によって日本の財政政策がどのように変貌していったのか、その過程と影響を解説しています。

主に、日本経済における「ザイム真理教」というネットの世界で広がった架空の概念を通じて、財務省が国民生活にどれほど大きな影響を及ぼしているかを描いています。

森永氏は、財務省がいかにして国民からの信頼を得て、その教義を強化してきたのかを詳細に説明し、その結果として日本経済がどのような負のスパイラルに陥っているのかを分析しています。

第1章では、財務省の始まりとその発展の過程が興味深く語られます。

特に「奴隷」と自称する著者自身の体験を基に、官僚機構がどのようにして自身の理念を広め、それがどのようにして宗教化していったのかが語られています。

また、第2章では宗教とカルトの違いについての説明があり、これがどう経済政策に影響を与えるのかが明らかにされます。

財務省の行動がいかにカルト的特徴を持つかを詳細に説明し、それによる社会への影響を考察しています。

第4章のアベノミクスの失敗の分析や、第7章で語られる富裕層の税制優遇問題など、具体的な経済政策の問題点を浮き彫りにする一方で、第6章では国家公務員の豪華な生活とその保障が国民の生活とどう乖離しているかを批判的に描いています。

この本は、財務省という組織がどのようにして国民の生活に深く根ざした「信仰」のようなものを構築してきたのかを解き明かしてくれます。

経済に興味のある人だけでなく、一般の読者にも理解しやすい形で日本経済の現状を警告しています。

俺たちの箱根駅伝 上

著者:池井戸 潤

Amazon評価:207件 ☆4.6/5

古豪・明誠学院大学陸上競技部は本選出場を逃します。

明誠学院大学4年生の青葉隼斗は自分の走りが敗北の一因であると責任を感じつつ、関東学生連合として本選出場することを決めました。

明誠の仲間とのわだかまりや、一枚岩ではない連合チーム、周囲の大人たちの身勝手さなど逆風にもがきながら、それでも箱根で走りたいという目標に向かって突き進みます。

一方で、物語は大日テレビ・スポーツ局のプロデューサー・徳重の視点も描いています。

上層部の圧力、エースアナの離脱、中継地点の確保。

箱根駅伝を放送するにあたって、次々と出てくる困難を乗り越え、無事に放送することができるのか。

この作品は、箱根駅伝という日本が誇る、伝統ある大学駅伝競走を題材に、そこにかける若者たちの情熱と葛藤、そしてメディア側のプレッシャーをリアルに描き出しています。

連合チームキャプテンとして仲間を理解しようと努める隼斗と、徐々に同じ目標に向かって進み始めるチームの団結力。

そして、伝統ある大学駅伝の放送を守ろうと奮闘する徳重の姿に感動します。

箱根駅伝がお好きな方も、そうでない方も夢中になって楽しめる作品です。

 

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