「きみのお金は誰のため」あらすじ
著者:田内 学
Audible評価:606件 ☆4.7/5
Amazon評価:2,359件 ☆4.5/5
『きみのお金は誰のため』は、私たちの日常生活に密接に関わるお金の本質を掘り下げる作品です。
この作品は、特に経済の基礎知識がない人でも理解しやすいように、物語形式で展開されます。
主人公の中学2年生の優斗と投資銀行に勤める七海が、謎多き屋敷で出会ったボスの「お金の授業」を通じて、経済の謎を解き明かしていきます。
この物語は、単なる経済学の入門書というわけではありません。
お金と社会の関係を、日本の借金、少子化問題、物価の変動、社会格差といった現代日本が抱える課題と絡めて語られます。
例えば、「お金自体には価値がない」、「みんなでお金を貯めても意味がない」といった心理的に受け入れがたい事実が、物語を通して優しく解説されています。
これらは、お金の概念を根本から再考させ、私たちの経済に対する理解を深めるのに役立ちます。
読者レビューにもあるように、「え、そうなの?」から「そうだったのか!」へと変わる瞬間が多々あり、それがこの本の魅力をより引き立てています。
『きみのお金は誰のため』は、お金の不安を感じている人、または経済の動きが気になる人にとって、ぜひ読んでみてほしい一冊です。
親しみやすい筆致と、物語を通じて提供される洞察は、読者にとって新たな発見を与えてくれて、お金に対する見方が確実に変わるはずです。
「きみのお金は誰のため」はオーディブルで聴くことができます。
運動中、家事の最中、移動中に手を使わずに読書ができます。
私は家事の最中、散歩中に読了しました!
読書の時間を作らなくていいのでオーディブルはおすすめです!
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感想
会話形式の文章と、中学生の主人公にもわかるようにと言う設定で話が進むのでオーディブルでも非常に聴きやすかったです。
ボスが話す「お金の本質」に恥ずかしながら主人公の優斗と一緒に「え、そうなの?」と多々びっくりしました。
経済格差や平等性について素直に不満を言う優斗に対してのボスの言葉は、決して優斗を軽んじることなく、穏やかに具体例を出しながらわかりやすく説明してくれるので、読者としても読みやすく受け入れやすいです。
お金の増やし方ではなく、根本的にお金とは何かを教えてくれる一冊です。
気になった方はぜひ読んでみてください。
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