「烏は主を選ばない」第12話ネタバレ
妃選びの場に三姫と藤波が集められた。
最初に声をかけられたのは白珠。
彼女は表情無く、今でも入内は北家の悲願であると口にした。
そんな彼女の前に雪哉に連れられた一巳が姿を現すと、白珠は涙を浮かべて駆け寄る。
そして白珠は一巳と生きる道を選んだ。
次に声をかけられたのは真赭の薄。
彼女は若宮にいくつもの問いをぶつける。
若宮はそのどれも自分には必要ないものとばかりにはねのけた。
若宮のその態度に、誇り高い真赭の薄は求婚を断り、髪を切って山神に仕えることを示した。
最後はあせび。
若宮はずっと話をしたかったと声をかける。
しかし、あせびを見る若宮の目つきは厳しい。
あせびが過去に早桃を使い、下男に連絡を取っていたことについて若宮は質問する。
あせびはそのことについて母のことを知りたかったからだと答える。
さらに彼女は手紙での返答を渋る下男を、桜花宮に呼びつけていた。
他の姫や女房が騒然とするなか、あせびだけはいつものおっとりとした調子で、しかし、下男は来なかったと言う。
だが、実際には下男は桜花宮に来ていたのだ。
下男は桜花宮に忍び込み、藤宮連に首を切り落とされた山烏だったのだ。
感想
今回は一番ゾッとした回でした。
王道ラブストーリーのヒロイン然としていたあせびが、まさか裏で色々と画策していたとは。
今までの行動の数々が若宮に暴露されると、他の姫や女房達は騒然としているんですが、あせびだけ「どうしてみんな騒いでいるの?」と言わんばかりの表情がかえって怖い!
演技なのか、本当に悪意無くやったのか…
まさかこんなに人間の悪意渦巻くドロドロとしたストーリーだとは思いませんでした(笑)
次のお話であせびの行動やこれまで謎にされていたことが明かされるんでしょうか。
気になってしょうがない!
25分の作品なのであっという間に1話が終わります。
気になった方はぜひチェックしてみてください!