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小説「変な家」あらすじと感想【ネタバレあり】

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「変な家」あらすじ【ネタバレあり】

著者:雨穴

Audible評価:1,225件 ☆4.0/5

Amazon評価:12,516件 ☆4.3/5

オカルト専門のフリーライターとして活動する雨穴は、ある日、知人から購入を検討している中古物件の間取り図について相談される。

その物件には周囲を壁に覆われた空間が1ヶ所だけあった。

この不思議な間取り図について、雨穴は知人の設計士・栗原に相談する。

すると栗原は間取り図を見て、他にも不自然な点が存在すると指摘した。

・周囲を他の部屋に囲まれており、窓が一つもない子供部屋

・子ども部屋に入るための二重扉

・同じ階にシャワー室と浴室がそれぞれ作られている

などなど。

もしかしたら子どもは部屋に閉じ込められていたのかもしれない、と不穏な憶測が出てくる。

雨穴は悩みながらも、詳細な場所などは伏せこの家のことを記事にすると、一人の女性が連絡をしてきた。

その女性・宮江は、その家の元住人に夫を殺されたかもしれないと言う。

彼女の夫は知人の家に遊びに行くと言ったきり帰らず、その後、左手首を切断された状態で遺体で発見された。

宮江の相談を受けて、雨穴はその家を調べてみることにした。

調べるうちに不穏な憶測は現実味を増していく。

さらに亡くなった宮江には結婚歴がなかったことも分かった。

宮江と言う女性の正体は何者なのか。

元住人はあの家で何を行っていたのか。

 

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私は家事の最中、散歩中に読了しました!

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感想

オーディブルで聴いたので間取り図を見ることはできませんでしたが、詳しく口頭で説明されていたので問題なくストーリーを理解することができました。

間取り図からサスペンス小説家ばりに不穏な想像を広げていく雨穴さんと栗原さん。

そして物語はだいたい二人の想像通りに展開されます。

謎の一家は闇の仕事を請け負っている?とか、新興宗教団体の仕業?とか考えていたら、始まりはそんな出来事からだったのか、と。

しかも、一件落着かと思いきや、最後の最後まで謎が残っていたり。

明るい昼間に聴いていたんですが、薄ら寒い気持ちになりました。

この本は読むタイミングに注意です!