「朽ちないサクラ」あらすじ
著者：柚月 裕子
Audible評価：481件 ☆4.2/5
Amazon評価：936件 ☆4.0/5
物語は、警察の怠慢が原因でストーカー被害者が殺された事件を新聞社がスクープ記事にしたことから始まります。
主人公である警察広報職員の森口泉は、重要な情報を親友である新聞記者にうっかり漏らしていました。
その情報が記事にされたことに愕然とし、親友を非難しますが、親友は自分が書いた記事ではないと否定。
親友は汚名返上のため事件を調べて動くうちに、遺体となって発見されました。
泉は警察学校の同期である磯川刑事と共に独自に調査を進め、次第に事件の核心に迫っていきます。
本来仕事熱心な刑事がなぜストーカー被害に限って怠慢な態度を取ったのか。
重要な情報を漏洩した本当の犯人は誰なのか。
徐々に浮かび上がってくるカルト集団の存在。
事件を調べる彼らの前に新たな不審の影がちらつき、事件の裏に潜む醜い闇が明らかになっていきます。
果たして泉たちは真実にたどり着けるのか？
警察内部の腐敗と人間関係の複雑さが絡み合うこのミステリーは、読む者を最後まで引き込む力を持っています。
社会の理不尽さに疑問を投げかけるこの作品、ぜひ手に取ってみてください。
「朽ちないサクラ」はオーディブルで聴くことができます。
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私は家事の最中、散歩中に読了しました！
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感想
刑事ではない泉が周囲の人々の力を借りながら、親友の死の真相を暴こうと行動します。
亡き親友への想いや、残された遺族に寄り添う泉の気持ちが胸をつきます。
徐々に暴かれる情報漏洩の犯人やカルト集団の存在など、テンポよく進んでいくストーリーに先が気になって夢中になって聴いていました。
ようやく真相にたどり着き犯人が送検されたと思ったら、まさかの真相が隠れていたり。
ミステリー小説としてとても楽しめる作品でした！
気になった方はぜひ読んでみてください。
