「もぎ取れ!3億円大作戦ー丹波九重市役所特命係のおかしな1日」あらすじ
著者:香住 泰
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弓沢は市役所のアルバイトとして働き、4月から正規職員として働くことになっていた。
が、市長肝いりの計画がとん挫し、担当していた弓沢の雇用もなくなるという崖っぷちの状況だった。
しかし、市役所で問題ばかり起こす職員・櫛間と共にとあるプロジェクトを成功させれば首を免れるらしい。
プロジェクトの内容は、お寺の有料リーフレットを無断で持ち出した資産家たちに、映像の消去と引き換えに寄付をしてもらうこと。
目標総額は3億円。
なんともグレーゾーンな計画に弓沢は不安を覚えるが、櫛間はその観察眼と機転、そして話術により順調に寄付の約束を取り付けていく。
弓沢はプロジェクト達成に向けて奮闘するが、祖母の知り合いから預かった女子高生に厄介ごとを持ち込まれたり、とある資産家に寄付の話を持ち込んだことで市全体を巻き込む大きな事件を引き起こしてしまったりと一筋縄ではいかない。
果たしてプロジェクトを達成して、正規職員の座をつかみ取れるのか。
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感想
市長が進んで万引きの映像が残るように工作したり、それをもとに寄付を募ったり。
ほぼ犯罪な設定に軽い嫌悪感を抱いて、のめりこむことができませんでした。
フィクションなので気にせず楽しめばいいんでしょうが(笑)
ただ、後半で経済界のフィクサー的な人物が出てきて、ここまできてようやくフィクションとして面白くなってきた感じ。
この人物が市全体を巻き込んで大騒動を起こすんですが、事態の解決に出てきたのは意外なあの人!
フィクサーや市長が一喝されてすっきりします(笑)
ご都合主義な感じでハッピーエンドになりますが、それこそフィクションとして楽しめました。
気になった方はぜひ読んでみてください!