「俺たちの箱根駅伝 下」あらすじ
著者:池井戸潤
Audible評価:1,263件 ☆4.9/5
Amazon評価:649件 ☆4.7/5
いよいよ箱根駅伝が始まる。
甲斐が掲げた関東連合チームの目標は3位相当以内。
最初こそメンバーですら唖然とする目標だったが、甲斐と隼人の奮闘により一つになった連合チームは目標達成に向けて闘志を燃やしていた。
ライバルチーム監督やメディアからの逆風にも耐えこの日を迎えた連合チームは、所属大学の仲間たちの想いも背負いながら走り始めた。
箱根駅伝の雰囲気に飲み込まれ普段の実力を発揮できない者。
念願の箱根駅伝に心躍り、すばらしい走りを見せる者。
不意のアクシデントに見舞われる者。
1区から10区まで、それぞれの想いを抱え、ライバルチームや自分との戦いの中で悩み苦しみ、それでも必死にたすきを繋いでいくランナー達。
甲斐はそんなランナーに向かって寄り添い、励まし、感謝した。
強者ぞろいの箱根駅伝で、果たして関東学生連合は目標を達成することはできるのか。
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私は家事の最中、散歩中に読了しました!
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感想
下巻は続きが気になって一気に読んでしまいました。
1章につき一区のお話になりますが、ランナー一人一人の背景が丁寧に描写されています。
仲間、コーチ、親との想い出、走りながら今まで自分を築き上げて来たものを振り返るランナーたちの想いに感動します。
時にマイナス思考に沈みそうになるランナーを、甲斐の温かい言葉が救い出してくれるので最後まで安心して読むことができました。
また、箱根駅伝を放送する大日テレビでもすべての選手に敬意を表した実況は物語をさらに盛り上げてくれます。
選手や監督、テレビ局のすべての関係者が真剣に挑んでいるからこそこんなに感動するんですね。
感動で涙が出てくること間違いなしなので、外で読む場合には要注意です!
とても素敵で感動するスポーツ小説なので皆さんもぜひ読んでみてください。