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「闇をわたる: 警視庁特別対策捜査官」あらすじと感想【オーディブル】

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「闇をわたる: 警視庁特別対策捜査官」あらすじ

著者:堂場 瞬一

Audible評価:162件 ☆4.4/5

二階堂悠真は六本木警察署に新たに設置されたひとり部署で勤務している。

仕事内容はいわゆるセレブたちが犯罪被害に遭ったとき、窓口となって各警察署と繋ぐこと。

最初の仕事は、一軒のラーメン屋から一大企業グループを作り上げた梅島をなだめることだった。

梅島宅から高級腕時計や稀覯本が盗まれ際に、捜査に当たった所轄の捜査員の対応に不満を感じていたのだ。

自身が企業グループの御曹司である二階堂は、セレブの心情を知り尽くしており、そつなく対応していく。

梅島の件の捜査が進むなか、今度は高級官僚の息子・竹本が強盗事件を起こし、その家族の対応に当たることになった。

全く関わりのない二つの事件のはずだったが、梅島が殺害される事件が起き、なんと、一度帰宅した家から姿を消した竹本が容疑者として浮かび上がる。

竹本の部屋からは高級時計が発見され、二階堂はそのことに疑念を持ち調べることにした。

梅島が所有していたはずのその時計は、しかし、窃盗被害のリストには載っていなかったのだ。

時計を発端に二階堂が調べを進めると、接点がなかったはずの二つの家族には驚きの関係があることを知る。

「闇をわたる: 警視庁特別対策捜査官」はオーディブルで聴くことができます。

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私は家事の最中、散歩中に読了しました!

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感想

物語の主人公は元・御曹司ながらも厳しく育てられ、一通り世間の苦労を経験してきた男・二階堂。

私の頭の中では完全に二階堂=山崎育三郎さんで再生されてます。

自分の仕事はあくまで被害者と関係部署を繋ぐ交通整理のようなものと言いながら、独自の着眼点で地道に捜査を進め(たまにコネを使いながら)事件の真相を追う優秀な警察官。

程よくミステリー、程よくコミカル、刑事小説ですが重々しすぎない。

人間味のあるキャラクターたちが魅力的で、テンポよくストーリーが進むので最後まで楽しく聴けました。

気になった方はぜひ読んでみてください!